華雨蔵珍之館は、中国の歴代王朝が孔子をたたえて建てた記念碑の拓本をはじめ、高名書家の作品・画像石の拓本など約2,000点を収蔵しています。所蔵の三大コレクションとして、1階に玉虹桜法帖・曲阜孔子廟碑拓本・曲阜、山東を中心とする金元時代拓本が展示、本日は3階ホールに仏教をテーマに多くの拓本が写真、説明付きで展示されていました。写真をみると、大きな石に刻まれた文字が拓本となってこの地にあることの素晴らしさを感じ、拓本になるまでには多くの人の技術が必要とされると聞き改めて感動いたしました。そして、これらの拓本は足利・曲阜両市および日中両国の末来永年にわたる友好の証しとされ、学術上の価値も高く、書道の手本としても極めて貴重な文化遺産であるといいます。現在は、財団設立者 山浦啓榮氏の姪の高山永子氏(アンタレス株式会社社長)に引き繋がれています。また、拓本をつくる貴重な体験もすることができました。


              高山社長と菊地 卓先生と共に
                     華雨蔵珍之館の前で