3月11日の震災後、知人の「足利庭園文化研究会」のメンバーが数回にわたって宮城県亘理町に災害ボランティアとして支援に行く中で、亘理町(当時陸奥国亘理郡)が、明治2年6月、足利学校に蔵書の寄付をしていたことを知ることができ、近代足利市史にも当時の様子が記されていました。
5月上旬、私とメンバーは、足利学校ゆかりの地として今後多くの市民に知っていただき恩返しとして支援体制を築いていきたいと活動を始めました。まず、私とメンバーでこの事を繋げ、今回東日本大震災で延期されていた「第2回論語の素読の集い」が5月29日に開催されたと同時に「震災に見舞われた足利学校ゆかりの地」として水戸の弘道館と亘理町の資料を展示することができました。贈与された本973冊の一部ですが足利学校を訪れた方の目に触れることが一歩前進として実現したことは被災地への思いも含め大変嬉しく感じました。亘理町には温泉もあり、復興後、足利市の皆さんにも是非、足利市とゆかりのある町として訪ねてもらいたいと思います。
現在は次のプロジェクトを計画し「絆=木ずな」ということで復興に際して植樹を考えています。亘理町長や議員からも期待をされていると、本日、知人より連絡がありました。
先月岩手県野田村の災害ボランティアを同僚議員と行ってきましたが、9月4日には自民党足利支部で亘理町に災害支援に行くことが決まりました。当日、震災と医療に関する研修が入っていた為同行できませんが、支援の輪が広がることは有り難い事と思います。