足利まちなか遊学館では、八丁燃糸機(足利型)や足踏み織機など実際に使われていた機械の展示のほか、昭和初期に生産日本一となった「足利銘仙」をはじめとする織物関係資料を展示しています。時折、小学校の社会学級として手織り体験に小学生がグループで訪れていると言います。子ども達はオリジナルコースターをつくって「楽しい。」と言いながら、指導を受け真剣に取り組んでいました。
平成15年、足利学校が足利市の代表的な遺産ということから、子ども達に郷土愛を芽生えさせるにも足利学校を使った授業を取り入れるべきだと議会質問をしました。当時、教育委員会の答弁は、各学校から歩きやバスで来るにも交通事故等心配が重なるので難しいということでした。しかし、その2、3年後くらいから足利学校を活用した授業に取り組みはじめ、数年前から論語の素読などで小中学校でも足を運ぶようになりました。
先日は社会学級として、街を歩いている小学生の集団を目にし大変嬉しい思いがいたしました。子ども達が自慢できる街、そして愛せる街になれることを願ってなりません。また、市外の学校にも歴史・文化のある街として修学旅行の観光誘致も図っています。ぜひ、お出掛けください。