私は、昨年9月一般質問・教育行政についての中で家庭の絆「弁当の日」の推進を質問ましたが、家庭教育オピニオンリーダー会員の中にも竹下先生の啓発を知っていたことから、家庭教育オピニオンリーダー・安足地区研修会として生涯学習センターに竹下和男先生をお招きして「弁当の日」の講演を開催することができました。講演は、がんで余命6ヵ月を宣告された母親が、5歳の子供に出来る限りの生活体験(料理など)を教えて亡くなったという「はなちゃんのみそ汁」のプロジェクタースクリーンで始まりました。親が子にしてやれること、我が子に伝えたい一生の宝物・・・、そして母・知恵さんは亡くなった。参加した約130人の中からはすすり泣く声が聞こえてきました。食のバトンタッチ、自分が身につけさせたいものは、子供にさせていく。勉強しなさいと言わなくても、親が勉強をしていれば、子供はそれを見てやる。本を読みなさいと言わなくても、親が本を論でいれば、それから子供は学ぶ。親が料理をしないと子供が料理をつくる、そして、親も作りだす。子ども達は、自分で作ったものを喜んでもらえると再び繰り返していくと話されました。私が議会で質問をした時も、ただ弁当を作るということだけでなく、親子の絆が深まる、家庭教育として推進と考えましたが、『弁当の日』の実践は、心と体に残る大きな力を感じることができました。まさに『生きる力』です。足利市教育委員会でも、昼食に是非、全国的に広まってきている『弁当の日』の実践を取り入れて欲しいものです。